観劇フィールドワークの翌朝。
おうちに帰らず近くのホテルに泊まった人が何人もいたらしい!w
まずは塩ちゃん先生と昨日のステージについての振り返りを少し。
本日のゲスト講師はオペラやミュージカルの演出を手がける田尾下哲さん。よろしくお願いします!
そう、今回のミュージカルクラスでは「演出家」の話を入れたかったのです。
主に劇団四季をみて育った私にとって、演出とは常に浅利慶太さんであり、タカラヅカを知った時、劇団内に何人もの演出家がいてお客さんも「今回はナニナニ先生だね」ってちゃんと認識してるのが衝撃だった。でも最近は2人の演出を見比べるような企画があったりもして、演出とは何!を、ちゃんと聞きたいなと思ったのです。
とはいえ、タカラヅカはオリジナル作品を生み出す劇団。田尾下さん曰く「演出家のシゴトは解釈である。」ということは、再演や別カンパニーの公演で同じ脚本や音楽のもとに比べた方がわかりやすい。
ミュージカルでは作品を再演するときは基本的に同じ演出家が呼ばれるのが多い。それに日本のミュージカルの場合は海外作品の輸入が多いから、急に解釈が180度変わるようなことはない。同じ作品のタカラヅカ版と東宝版とか、そんな機会が巡ってきた時に演出のちがいを楽しめる。
これに対し、オペラは毎回ちがった「解釈」が求められて、クラシックな荘厳な装置と衣装にしたり、現代風のスタイリッシュな造りにしたり、それはもう楽譜との緻密な睨めっこなんだそう。ではいくつか例を、ということで動画を見ながら解説していただきました。
塩田さんと田尾下さん。
共にオペラの下地があってミュージカルの作り手でもあるお二人だからこそ話せる演出についての講義、いつもながらダッシュの一時間一本勝負でしたが、私自身にとってもすご〜く勉強になるお話でした。
お二人がこの夏ゼロからつくったミュージカル「三銃士」のエピソードも聞けたけど、これ再演あるといーなーー
早口で頭の回転が早くて、でも優しげで聞き上手でもある田尾下さん。今週末は日生劇場で、演出を担当したオペラ「後宮からの逃走」by モーツァルトが上演中です♪
http://www.nissaytheatre.or.jp/schedule/オペラ・オードブル・コンサート-vol-3-「後宮からの/
お忙しいところ、どうもありがとうございました〜😊
さて次回はクラス最終回!