『劇団四季 演劇資料館』に行ってきました。
テーマは「学生劇団からメガ劇団に変貌を遂げた劇団四季の根っこ」を探りに出かけました。
ついに来たね。ドーンズ初の研修旅行。
合宿はしてたけど、研修旅行は初めてだったね!!
会報誌「ラ・アルプ」で毎月載ってた資料館についに行ける日がくるとは~!!
みんなに見せたいよね、あれ。
これでしょっw
●ミナ
この秘境。このややこしいアクセスマップ!
存在はみんな知ってるけど、とにかく遠そうで。
まさかここに来れるとは。
仕事帰りに、新宿を出発、4時間半くらいかかったね。
翌朝、資料館に着いた瞬間すごい嬉しくなっちゃた。
入り口で写真撮って、入ってみたらなんとーーー!!
劇団四季版『マンマ・ミーア』のCDが、明日発売なのに。
もう!売っていたーーーーーーーーー!!!!!
1日早い!!
衝撃だったね!!しかもこの日本語版CDは10年ぐらい待っていたもので。
もちろん、ひとり1枚購入。
まず入り口で大騒ぎ。そろそろ、館内の話にうつりましょう。
実は私たち午前中に1回見学して、お昼ごはんを食べて戻ったんだよね。
今日は、11時に入館して、午後の4時まで見て、そして旅館に帰ってきた。
うん。
さ、さ、館内、館内のはなし。
入るなり、ウィキッドの曲がかかって、靴を脱いでスリッパに履きかえる。
まず入って正面
劇団四季の組織と観客というパネルがあって、
劇団四季創立15周年(1968年)に福田恆存氏は「・・・学生演劇に毛の生えた書生連中が始めた演劇運動が、そのまま持続して職業的劇団に成長したのは、日本の演劇史上、他に例を見ない。四季の15周年は既存劇団の50周年に匹敵するだけの重みを持っている。・・・」と祝辞を贈られています。
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あの有名な新潮文庫のシェイクスピアを翻訳している福田恆存さんからの15周年によせての祝辞があるなんて凄いなぁって思った。
あとこれも!
シアターアドバイザー制度、って知ってた?
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演劇に興味はあるものの、家事に追われて情報が得がたい主婦層などを対象に、アドバイザーが情報の提供やチケットの予約を代行して、観客の裾野を幅広く保つ努力をしてきました。
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ところで、館内の様子は?
山荘な感じで、ウッディーな感じ、吹き抜け2階建て。
広めの山小屋って雰囲気でした。
会報誌の「ラ・アルプ」も初期は白黒の新聞で、
カラーになったり、サイズが変わったり、変遷を遂げてたね。
私はノートを出しながら、マヨはPCを開きながら展示を見ていたら、
資料館の人に「学生さんですか?」と声をかけられちゃったね。
相当熱心に見てたもんね。
資料館の中は、パネルが貼ってあったり、舞台の衣装や小道具があったり。
浅利さんが総合演出だったからオリンピックのコーナーもあって。
長野オリンピックは私たちも学生だったから記憶にあるね!
日本近代演劇の歩みコーナーも面白かったね。
浅利さんのお父さん「浅利鶴雄さん」のこと。
チャップリンから浅利さんのお父さんに贈られたサイン入りの写真もあったね。
2階に上がってみると(ラウルとクリスティーヌが立つ脇の階段で2階に上る、ウッディーな階段。)
階段踊り場の壁には、昔の公演のポスターが展示されてた。
『野生の女』 第11回秋の公演 1957年 第一生命ホール
『ひばり』 1957・・・・
ポスターの下には、「季節のお買い物は 伊勢丹へ」ってアナログなフォント。
『トロイ戦争は起こらないだろう』 1965年
『オンディーヌ』 創立5周年特別公演 1958年 俳優座劇場
『永遠処女テッサ』 創立35周年記念公演 1988年 日生劇場
これは良く見かける、女の人のシルエットに影万里江さん達がうつりこむ。あのポスター
『オンディーヌ』 東京グローブ座 1988年
『女房学校』 1992年
『ハムレット』 創立30周年記念公演 1982年
『解ってたまるか』 1968年
『絵師金蔵』 1972年 国立劇場
『ひばり』 1993年
『ゴールデンポンドのほとり』 1985年 全国公演
知ってるのも、全く聞いたことないのもあるね。
昔のポスター、味があるね~~!!
2階にのぼりきると、
舞台写真で見る「劇団四季のの60年」っていうのがTVで流れてて、
最近のはわかるけど、これも知らない舞台写真もたくさん。
金森馨さんがつくったの日生劇場の第1幕~3幕までの模型があって、
知っているオンディーヌとちょっと違うような。
2階を見ている間にも、吹き抜けの館内の下からはミュージカルCMの歌声が聞こえてくる。
藤野節子さんコーナーで、1983年公演の「櫻の園」のポスターを発見。
藤野節子さんの葬儀で読まれた、浅利さん筆の弔辞もあったよ。
新聞の字が今と違い、とっても小さな字だったね。ミニマム。
最初から幕が開いていることが奇抜だって言われていて、
今なら幕が最初から開いていることは良くあるから
それが新聞の記事になる時代だったことに驚いたね。
四季のメモリアルコーナーには
藤野節子さんの他に、金森馨さん、影万里江さんコーナー
井関一さん
立岡晃じっちゃんといった、わたし達にも馴染みぶかいみんなの写真があったね。
メモリアルコーナーのガラスケースの中に、
創立15周年を記念して日生劇場のあの階段で当時の劇団四季のメンバーで撮影した写真が飾られていて。
浅利さん、いつも一列目のむかって右側、ちょっと離れたところで立っている、あの写真ね!
その隣には、デビット・ランドさん(1918~1995)のコーナーがあったよね。
アンドリュー・ロイド・ウェーバーさんの見たこともないような若いお写真。
2階にはドラマっていうコーナーがあって
ジャン・アヌイと浅利慶太さんの写真もある!
そう、ビックリした。
『オンディーヌ』とか、『野生の女』、作家が同時代にいる人達だったことに驚いたの。
もっと古典で、時代が違う人なのかと思っていたから。
「慶応義塾高等学校演劇研究会第1回研究発表会のちらし」にあった、日下武史さんのコメント。
今の日本人の大人には、僕らに結果目的を教えることは決してできない。僕らの手でこれを開拓し解決していかなければならないのだ。
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もの凄くとがっていて、熱い想いがある文章だった。
当時100円の入場料だったところ、一人千円出し合って公演を行ったていうエピソードも書いてあったり。
資料館2階の反対側にも階段があって、そこの踊り場の壁には。
『バルコン』 松宮五郎さんとかご出演 1968年 第一生命ホール
いつ回数書くのを、やめたんだろね。
他には壁に、『HANS』 1990年 青山劇場
『ウエストサイド』も見たこと無いチラシ。創立30周年記念公演 1983年
最後の方に1階で見た、
小澤征爾さんと浅利さんのサイン入りのやつ!
小澤征爾さん、
志村幸美さん。
え!!ハリー(マンマ・ミーアでの役名)の??八巻さん。
これ凄いね-。
『劇団四季竣工記念式典の写真」とかはアルプですごい読んでたね、
1998年9月23日
今の四季劇場 春と秋が出来た年!あれから16年。
おこがましいんだけどさ、
ドーンズも頑張ろうね!