2016年11月3日木曜日

阪急だもの。

先週のこと。

丸の内朝大学 DAY4
ゲスト講師は宝塚舞台(株) 舞台進行 香取克英さん!



宝塚歌劇のほかに
宝塚舞台ってあるんだー

もともと舞台監督さんをしていた香取さんは、コチラに入り「舞台進行」となりました。

俳優=生徒、舞台監督=舞台進行。
呼び名が独特なのは、タカラヅカ組織の中で演出家・スタッフ・出版など全ての役割分担が完結している印でもあり、塩ちゃん先生や一部の例外を除くと、みんな阪急の社員。

兵庫県タカラヅカのワンダーランド感って、そういえば。「ムラ」と呼ばれるのは雰囲気というより組織や場の性格、きっと「そこで完結している」からなんだな。



香取さんは日本に2人しかいない舞台進行「主任」で、全ての作品に関わっていらっしゃいます。キューを出す舞台進行の香取さんと、音を合わせてオーケストラを指揮する塩田さん、絡みも多くてとても仲良し。セリとかボンとかたくさんの装置がある中で、「時間ぴったりに安全な進行をすること」が舞台進行さんの役目です。

時間ぴったりに安全な進行をする。
これが阪急電鉄ならではの発想でいくと「出発、進行!」と同じなので、進行さんという名前になったんだとか。

資料やムービーを使いながら舞台進行のお仕事を解説してくれたあとは、ごく最近起こった大停電など、トラブル対応の具体例のお話。

なんか!
キューだったりとか、安心安全の話なんだけど、どこを取っても色んな登場人物が出てきて、ヒトとヒトのお話に行き着いていたのが印象的でした。

じぶんの会社のお話をしに来ている立場なのにキレイな言葉で飾ろうとする感じが全然なくて、クラス当日だけじゃなく打ち合わせの時から、柔らかく面白く喋ってくださりつつも誠実に、組織を大切にしているんだなって、うん、こういう方々がタカラヅカの舞台を支えてるって知れて嬉しかった。

グググっと内側に迫ることができた今回。香取さん、とても貴重なお話をありがとうございました!👏👏👏